【開催レポート】J-Search×事業構想大学院大学 合同説明会を開催 地域企業を受け継ぎ、経営者をめざすキャリア

お知らせ

公開日:2026/09/24

更新日:2026/09/24

事業構想大学院大学 福岡校で開催したJ-Search×事業構想大学院大学 合同説明会の様子
当日イベントの様子

株式会社日本サーチファンド(J-Search)は、事業構想大学院大学と連携し、J-Searchのサーチャー選考通過者を対象とした学費支援制度を創設しました。これに伴い、2026年9月3日、事業構想大学院大学 福岡校にて、合同説明会「地域企業を受け継ぎ、経営者をめざすキャリア ~J-Search×事業構想大学院大学 合同説明会~」を開催しました。

当日は、地域企業の承継や経営者キャリアに関心を持つ方々に向けて、事業構想大学院大学での学びと、J-Searchが取り組むサーチファンドの仕組みを紹介。事業構想を学び、その力を地域企業の承継と成長に活かす。経営者を目指す人材にとっての新たなキャリアの可能性について、多くの関心が寄せられました。

地域企業の未来を担う経営者候補育成に向けて

冒頭では、事業構想大学院大学より、J-Searchとの連携の背景と、今回創設された学費支援制度について紹介がありました。本制度は、J-Searchのサーチャー選考通過者が事業構想大学院大学の修士課程で学ぶ際の学費を支援するもので、将来の経営者育成を目的としています。

地域には、優れた技術や顧客基盤を持ちながら、後継者不在により将来の選択肢が限られてしまう企業が少なくありません。そうした企業を受け継ぎ、既存の強みを活かしながら新たな価値を生み出す人材を育てることは、地域企業の成長にとって重要なテーマです。今回の連携は、学びと実践を結びつけながら、地域企業の未来を担う経営者人材を増やしていく取り組みです。

サーチファンドが拓く「経営者になる」新たなキャリア

第1部では、J-Search 専務執行役員の相馬より、サーチファンドの仕組みと、サーチャーというキャリアについて説明しました。サーチファンドとは、経営者を志す個人が投資家の支援を受けながら承継先企業を探し、M&Aを経て経営者として企業の成長を担う仕組みです。

ゼロから事業を立ち上げる起業や、一族の家業を受け継ぐ親族承継とは異なり、サーチファンドは既存企業の顧客、従業員、信用を受け継ぎながら経営者を目指す「第三の選択肢」といえます。後継者不在に悩む企業を承継し、そこに新たな視点や経験を持ち込むことで、地域企業の成長を実現していくモデルです。

J-Searchは、日本M&AセンターHDグループのネットワークや事業承継支援の知見を活かし、サーチャーによる承継全般を支援しています。また、地域金融機関との連携により、地域に根ざした企業情報やネットワークを活用できる点も特徴です。承継前の企業探索から、承継後の事業計画づくり、経営課題への対応まで、孤独になりがちな経営者の挑戦に伴走する支援体制を整えています。

地域企業の承継と成長を支えるサーチャーとは

サーチャーとは、後継者不在企業の承継先を探し、自ら経営者として事業を引き継ぐ人材です。J-Searchではこのサーチャーによる承継の取り組みを、新しい経営者が企業の可能性を引き出し、次の成長へつなげる「第二創業」として捉えています。

サーチャーは、自身の経験や強みを生かせる企業を探し、オーナーとの対話を重ねながら承継を進めます。その後は経営者として事業を引き継ぎ、販路の拡大や新規事業の創出やDX推進、組織づくりなどを通じて企業の成長に取り組みます。J-Searchでは、会社を探すことは通過点であり、地域企業を引き継ぎ、次の成長を実現する経営者になることがゴールだと考えています。

サーチャーに求められるのは、特別な経歴ではありません。企業の可能性を見出す構想力に加え、中小企業の現場を理解し、従業員や取引先と向き合いながら実行していく力が重要になります。金融機関、事業会社、営業、経営企画、新規事業開発、起業経験など、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が、地域企業に関心を持ち、自ら経営者となる可能性に挑戦しています。

今回のプログラムでは、事業構想大学院大学で学びながらサーチ活動を進めることも、修了後に本格的に活動を開始することもどちらも可能です。自らの強みや承継ビジョンを描き、構想力を磨き、実際に承継先となる企業を探し、オーナーに向き合って承継者としてアピールすること、そして承継を実現する。その一連のプロセス支援を通じて、地域企業の未来を担い、承継後の成長を実現する経営者の育成を目指しています。

事業構想を学び、承継後の成長を構想する

第2部では、事業構想大学院大学より、同大学院の教育理念と、事業構想修士(MPD)の学びについて説明がありました。事業構想大学院大学では、未来の社会変化や潜在価値を洞察し、新たな事業を構想する力を養います。

修士課程では、リベラルアーツ関連の基礎科目で構想力の土台を固め、事業構想サイクルに基づく専門科目で事業構想の基礎を学びます。さらに、地域活性、観光まちづくり、ヘルスケアなど多様なテーマを扱う展開科目や、各自の事業構想計画を研究・発表する演習科目を通じて、事業構想の基礎から応用、実践を見据えた研究へと学びを深めていきます。

地域企業を承継する経営者には、既存事業を守るだけでなく、事業承継後の成長を見据え、市場や顧客、組織の可能性を捉え直し、新たな事業を構想する力が求められます。同大学院は社会人が働きながら学べる環境が整っています。実践的なカリキュラムを通じて構想力を養うことができ、地域企業の承継や新たな価値創出を担う人材の育成にもつながることが期待されます。

大学院での学びとサーチ活動をつなぐ支援制度

事業構想大学院大学での2年間の学びと、J-Searchでのサーチ活動の進め方については、在学中から自己分析、業界研究、企業探索に取り組む「兼業」サーチャーとして活動を始めるパターンに加え、修士課程修了後にフルタイムで企業探索やオーナー面談、案件検討に進む「専業」サーチャーとして活動するパターンを選ぶことができます。

学費支援制度は、単に学びを支える制度ではなく、事業構想を学ぶことと、地域企業の承継・成長に挑戦することを接続する仕組みです。大学院で構想力を磨きながら、実際のサーチ活動へとつなげていくことで、学びと実践を往復しながら経営者を目指すプロセスとなります。

学費支援制度へのエントリーと選考フロー

学費支援制度へのエントリーや選考の流れについてもご紹介しました。個別質問への対応を経て、履歴書・職務経歴書の提出、一次面接、J-Search代表との面談、最終確認、推薦レターの発行、大学院への出願へと進む流れです。一次面接では、経営者になりたい理由、承継したい企業像、これまでの経験や知見をどのように経営に活かしたいかといった点を重視して選考を行います。

質疑応答では、修士課程と並行したサーチ活動の現実的な進め方や、実際に活動しているサーチャーのバックグラウンド、投資対象となる地域企業の規模感などについてさまざまな質問が寄せられました。修了生からも積極的な参加をいただき、事業構想大学での学びの先にある経営者というキャリアの選択肢を具体的に検討されている方が多くいらっしゃることがわかりました。

地域企業の第二創業を担う人材育成に向けて

J-Searchと事業構想大学院大学の連携は、単に学費支援制度を設けることにとどまりません。事業構想大学院大学で磨く構想力と、J-Searchが提供する地域企業承継の実践機会を結びつけることで、地域企業の第二創業を担う経営者人材を継続的に育成していくことを目指しています。

地域企業には、事業を守るだけでなく、次の成長を描き、実行できる経営者が求められています。事業構想大学院大学で社会や地域の課題を起点に事業を構想し、J-Searchの支援を受けながら承継先企業を探し、経営者として地域企業の成長に向き合う。この学びと実践を組み合わせた新たなキャリアに関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

本件に関するお問い合わせ先

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